【マネーフォワード ME】カテゴリは5つだけでいい。数年使って辿り着いたシンプル家計簿の作り方

目次

はじめに

私がマネーフォワード MEを使い始めて、もう数年が経ちます。

口座やクレジットカードを連携するだけで支出が自動記録される便利さは、使い始めた瞬間から感動でした。でも正直に言うと、しばらくの間は「記録はされているが、家計改善の実感はイマイチ」という状態が続いていました。

グラフはカラフルで見た目はきれい。でも、「今月どこに問題があるか」「何を改善すればいいか」が、なかなか見えてこない。

原因を考えた結果、「カテゴリの設計」を見直すことに行き着きました。デフォルトのカテゴリのまま使い続けると、支出が細かく分散してしまい、全体像をつかむのが難しくなります。

この記事では、数年間の試行錯誤で辿り着いた「大カテゴリを5つに絞る」という方法を紹介します。使い始めたばかりの方はもちろん、「使っているけど活かしきれていない」と感じている方にも参考になる内容です。

デフォルトのカテゴリは、まず使ってみるのが正解

マネーフォワード MEには最初から「食費」「日用品」「交通費」「健康・医療」「趣味・娯楽」「衣服・美容」「特別な支出」など、豊富なカテゴリが用意されています。

Before: デフォルトのカテゴリのまま

最初はこのままで十分です。自動分類がある程度機能してくれるので、記録の習慣がつきやすい。まず続けることが最優先だと思います。

ただ、数ヶ月〜1年ほど使い続けると、こんな感覚が出てきます。

  • 「今月何にいくら使ったか」がグラフから一目でつかみにくい
  • 似たカテゴリに支出が分散して、全体像がぼんやりしている
  • どこを改善すればいいか、糸口が見えてこない

これはデフォルト設定の問題ではなく、家計管理に慣れてきたからこそ感じる「次のステップへのサイン」だと思います。家計管理の目的は「記録すること」ではなく、「現状を把握して、改善すること」。カテゴリの設計を見直すだけで、ぐっと使いやすくなります。

解決策:大カテゴリを「5つ」に絞る

試行錯誤の末に辿り着いた答えがこれです。

大カテゴリは5つだけにする。
具体的には、住宅(固定費)、食費、日用品、特別な支出、交際費(娯楽費) です。

なぜこの5つなのか?

家計を改善しようと思ったとき、実際に動かせる支出はそれほど多くありません。家賃はすぐには変えられないし(固定費)、食費は削りすぎると生活の質が落ちます。

この5つの分け方は、「固定費か変動費か」「削れる余地があるか」という視点で設計しています。大きな粒度で見ることで、「今月は娯楽費が突出しているな」「特別な支出が多かった月だ」という気づきがすぐ得られるようになります。

After: 5カテゴリに絞る

大カテゴリを5つに絞った上で、中カテゴリで詳細を管理します。
私が使っている大カテゴリ・中カテゴリの設計をまとめると、以下のようになります。

大カテゴリ中カテゴリ
住宅(固定費)家賃、水道光熱費、自動車、通信費、保険、その他固定費
食費スーパー・薬局、通販、外食、コンビニ・自販機
日用品日用品
特別な支出キッチン・住宅用品、家具・家電、冠婚葬祭、医療費、教養・健康
交際費(娯楽費)旅行(交通費含む)、娯楽、飲み会代、プレゼント代

「住宅」は、固定費全般を入れます。月単位でかかるもの、年単位でかかるもの がありますが、大カテゴリとしては1つだけで、中カテゴリで区別するようにしています。
細かめに金額把握したいもの(自動車など)は1つの中カテゴリを作り、その他細かいものは「その他固定費」にまとめています。

「食費」は、食べることに関わる支出全般です。外食は後述の交際費(娯楽費)の中に入れようか悩みましたが、外食が多いと、その分自炊が減る=スーパーで食材を買う支出が減る 等、連動するところがあるので「食費」という大カテゴリにまとめた方がわかりやすいと思いました。
コンビニ・自販機は、割高になるので、なるべく減らした方が良いという意識付けになります。

日用品は、生活消耗品全般です。台所洗剤、洗濯用洗剤、漂白剤、ゴミ袋、掃除用品などが含まれます。

「特別な支出」は、不定期に発生する支出です。食器の購入、家具・家電の買い替え、冠婚葬祭、病院の受診代・薬代等が含まれます。

「交際費」は、なくても死なないが、あると人生が豊かになる支出です。旅行代(交通費、宿泊費、食事代)、Netflix料金、友人との飲み会代(本来の交際費)等です。

交際費カテゴリの設計には、大きなポイントが2つあります。
1つめは、旅行中の外食・交通費は旅行代に含めることです。「食費」カテゴリの中の外食には、日常生活の中での外食のみ含めます。交通費も、マネーフォワードMEには、デフォルトの大カテゴリで「交通費」が用意されていますが、交通費としてまとめるよりも、何のための交通費か?という目的別にまとめる方がわかりやすいと思います。
これにより、1回の旅行でいくら使ったか?がわかりやすく、次に旅行の計画を立てるときの予算が立てやすいと感じています。
2つめは、プレゼント代も交際費に含めることです。プレゼントは人のために使うお金なので、自分の人生の豊かさとは無関係と思いがちですが、家族や友人にプレゼントをして喜んでもらうと気持ちが良いものだなと実感します。こういうお金の使い方は自分に余裕がないとできないと思うので、交際費(娯楽費)の中に入れています。

食費 の中カテゴリの例

中カテゴリー設計のコツは、「自分が振り返りたい粒度」にすること。各大カテゴリーにつき3〜5個程度にとどめると、管理が苦にならずに続けられます。

具体的な設定手順

カテゴリの一括変更方法

既に取り込まれた明細に対して、1つずつ大カテゴリを変更していくのは大変です。これを解消する便利な機能があります!

  1. アプリ下部メニューの「家計簿」タブを開く
  2. 変えたい明細があるカテゴリを選択する
  3. Androidの場合:右上の「⋮(メニュー)」をタップ → カテゴリ一括変更をタップ
    iPhoneの場合:右上の「えんぴつ」アイコンをタップ
  4. 変えたい明細にチェックを入れる
  5. 「カテゴリを変更」をタップ
  6. 変更先の大カテゴリを選択
  7. 変更先の中カテゴリを選択

これで、選択した明細のカテゴリが一括で変更されます。

中カテゴリにオリジナルの項目を追加する方法

中カテゴリに新しいものを追加したいときは、
上記手順(6.)の後、中カテゴリを選択画面にて、
・Androidの場合:右上の「編集」をタップ→上の「カテゴリを追加」をタップ
・iPhoneの場合:右下の「カテゴリ追加」をタップ
をすることで、任意の名前のカテゴリを追加できます。

オリジナルのカテゴリを追加

注意:中カテゴリの作成は合計で100個までに制限されています。
もし「カテゴリの作成に失敗しました。」と表示された場合、既に作成されている中カテゴリから不要なものを削除してみて下さい。

1度カテゴリーを変更すると、それが記憶され、次に同様の明細が来たときにもマネーフォワード ME側で自動で分類してくれるようになります。よって、この作業は毎回する必要がなく、とても便利です。
自動のカテゴリ分類が間違っていたら、どんどん修正して、マネーフォワード MEに学習させるのがオススメです。

使い続けて気づいたメリット

実際にこの設計に変えてから、家計管理の質が変わりました。

① 毎月のレビューが5分で終わる
見るべき数字が5つだけなので、月末の振り返りがとにかく速い。「今月は食費が予算オーバーだったな」という判断が瞬時にできます。

② 改善すべき場所が明確になる
大きな粒度で見ることで、「娯楽費を抑えよう」「固定費を見直そう」と、アクションに直結する気づきが得やすくなりました。

③ 続けやすくなる
シンプルな仕組みは長続きします。複雑にしすぎると管理が嫌になりがちですが、見やすくなると自然と毎月確認する習慣がつきました。

中カテゴリまで表示しても、シンプルでわかりやすい

まとめ

マネーフォワードMEは、使い始めるだけでも十分価値があります。まずはデフォルトのまま使い始めて、記録する習慣をつけることが最初のステップです。

慣れてきたら、ぜひカテゴリーの設計を見直してみてください。

大カテゴリーを5つに絞るだけで、家計の見え方が大きく変わります。

  • 住宅(固定費全般)
  • 食費
  • 日用品
  • 特別な支出
  • 交際費(娯楽費全般)

シンプルにすることが、家計管理を続ける最大のコツだと、数年使って実感しています。

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カテゴリー設計ができたら、次はデータをさらに活用する方法もぜひ試してみてください。

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この記事を書いた人

カロンと申します。
組み込みソフトエンジニアとして7年勤務後、現在は金融サービスの企画・プロダクト開発に携わっています。

このブログでは、エンジニア目線で「暮らし・お金・健康」を少しずつ良くするためのライフハックや考え方を発信しています。
すべて、自分で試して「これは良い」と思えたものだけを書いています。

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